設立主旨

思春期の健康教育について、それぞれの分野で取り組みが行われている。しかし、その効果がなかなか表れてきていないと感じます。思春期は、ライフサイクルの中でわずかな時期ですが、その時期をどのように過ごしたかでその後の人生が大きく変化するのです。
北海道では、思春期の性の健康に対しておおらかであり、なかなか予防がはかれない等とも言われています。しかし、思春期の教育にたづさわっている人々はけっして手をこまねいているわけではありません。それぞれの分野で真剣に取り組んでいますが、横のつながりがないために問題の解決に至らないだけなのです。誰かが何とかしてくれるのを待っているだけではどうにもなりません。何とかしたい、どうにかしたいと考えるうちに、思春期教育にたづさわる人が、自由に議論し、学習しながら問題解決への道につながるネットワークを作ろうという事となりました。 そこで平成16年7月に思春期の教育に関わる、保健・医療・福祉、教育の人たちに呼びかけ、北海道思春期支援ネットワークを立ち上げ「思春期教育指導者セミナー」を開催いたしました。セミナーでは、思春期の人々の身体的、精神的、社会的な問題などについて学習してきました。参加者は、養護教諭、保健師、助産師、医師、一般教諭、性教育に関わっている人々、大学教員です。 当初は、性教育の学習が中心でしたが、IT化時代の今日、何が問題で、どこに向かうのか子ども達が、健全に育つような支援について考え、性=生について適切な知識で教育できる力をつけるために学習し、その後各自のフィールドにもどり、実践していく中で参加者も成長し、そこからネットワークが発展していくのです。 北海道思春期支援ネットワークの活動は、支配、被支配の構造ではなく、それぞれの立場や活動を尊重し、影響しあいながら目的に向かっています。

連絡先

事務局 北翔大学教育文化学部教育学科 丸岡研究室


電話:011-386-8011
FAX:011-387-3792
MAIL:maruri@hokusho-u.ac.jp

北海道思春期支援ネットワーク世話人会

顧 問藤井 美穂(カレスサッポロ時計台記念病院女性総合診療センター長)
高須 喜久男(札幌学院大学地域社会マネジメント研究科客員教授)

代 表丸岡 里香(北翔大学教育文化学部教育学科教授)
杉山 厚子(元札幌医科大学保健医療学部看護学科准教授)
野口 直美(北海道旭川東栄高等学校養護教諭)

事務局佐藤 朱美(北翔大学教育文化学部教育学科教授)
伊織 光恵(天使大学看護栄養学部看護学科 助教)
畑江 郁子(北翔大学教育文化学部教育学科非常勤講師・看護師)